グルジアに侵攻したロシア軍は、18日に撤退するというロシア軍の発表があったものの、撤退を示す兆候がまったくないという。ロシア軍は、南オセチア内にミサイル発射装置を配備しており、ゲーツ米国防長官は17日、ロシアの軍事行動は敵対的と述べ、米ロの戦略的関係を見直すと表明したという。
メルケル独首相は17日、グルジアのNATO加盟を支援すると述べ、前向きな姿勢を示したという。米議会は超党派でロシアの軍事行動を非難しており、議会の承認が必要な、原子力協定やロシアのWTO加盟が遠のいたという見方があるという。ゲーツ米国防長官は、ロシアをサミットから除外することについて、可能性を否定しなかったという。
国連のUNHCRは、グルジアの自治共和国・アブハジア地域から住民をクタイシへ避難させたという。
→ グルジア、ロシア軍当局の発表を否定 撤退確認できず (2008-8-19)
→ 米国務省「ロシア軍撤退、確認できない」 (2008-8-18)
→ ロシアが南オセチア内にミサイル発射台を配備、米紙報道 (2008-8-18)
→ ロシアの軍事行動は「敵対的」 グルジア紛争で米国防長官 (2008-8-18)
→ NATO加盟支援と表明 独首相がグルジア訪問 (2008-8-18)
→ 議会はロシアのグルジア侵攻に猛反発 (米国) (2008-8-18)
→ UNHCR、さらなる戦闘を恐れるグルジア人に安全な道を確保 (2008-8-18)