北朝鮮は、数億ドルの対イラン負債を小型潜水艦の供与で返済すると協議しているという。情報筋によると、会談は2月と7月に第三国で行われ、ミサイル発射可能な小型潜水艦の提供と、2007年にイランに提供した潜水艦の機能強化の検討を約束したという。米政府は「ミサイル技術の移転だけでなく、さまざまな段階で協力してきた歴史がある」(マコーマック国務省報道官)と懸念を示しているという。
→ 債務返済は「潜水艦で」 北朝鮮、イランと協議 (2008-1-18)
高村外相は、17日ビルマ外相と会談し、ビルマ軍事政権に対し、民主化に向けてアウン・サン・スー・チー氏との対話と、ガンバリ国連特別顧問の訪問を受け入れるよう要請したという。外相は、平和的デモを取材中に射殺された長井健司氏死亡事件に関し、昨年12月にミャンマー警察から駐ミャンマー日本大使館に対し事実関係の説明が行われたが、両国間で未だ事実認識に相違があり、日本側としては納得していない、先週ミャンマー政府に対し、日本の警察による検死結果及び日本の警察が分析に用いた画像等を渡したので、これらを踏まえて、問題解決のため、両国の専門家も含めた形での真相究明の機会を設けることを強く求める」と述べたという。
→ 高村正彦外務大臣とニャン・ウイン・ミャンマー外務大臣との会談 (2008-1-17)
→ Associated Press: Japan urges Myanmar to speed up democratic reforms, hold talks with Suu Kyi (2008-1-17)
安保理では、スーダン政府軍が国連とAUの合同部隊の全面的受け入れと協力を求める議長声明を採択した。合同部隊UNAMIDに対し、7日スーダン政府軍が銃撃したという。議長声明では、安保理として行動を取る用意があると表明しているという。今月1日には、米外交官が銃撃によって死亡している。
→ 安保理、議長声明でスーダン政府軍を非難 (2008-1-12)
→ ダルフールPKOの展開遅延=スーダン政府の非協力が原因-国連高官 (2008-1-10)
→ スーダンで米外交官が撃たれ死亡 (2008-1-2)