ソマリア沖で海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」が4日、シンガポール船籍のタンカーから海賊をサーチライトや長距離音響発生装置などを用いて「追い払った」という。
→ ソマリア沖で外国船舶救助 護衛艦、“脱法行為”の疑いも (04/04 10:01、04/04 11:41 更新)
現在の法律では、日本関連船舶のみの警護しか定められていないため、国会では海賊対処法案が論議されている。
→ 海賊対処法案 安易な修正は避けるべきだ(4月19日付・読売社説) (2009-4-19)
野党は民主党と、社民党、国民新党で意見が割れ、共産党も反対に回っているという。主な論点は、国会事前承認(民主党)や海上自衛隊でなく海上保安庁の派遣(社民党)、武器使用基準の緩和基準(共産党)という。政府は、それぞれ「国会で議論してからでは間に合わない」「海上自衛隊の派遣が隊員にとって安全」「武器使用を禁じて派遣すると危険」という立場から、海賊対処法案の成立を目指すとしている。
→ 海賊対処法案:民主板挟み 社民・国民新、独自修正案に異論 (2009-4-16)
→ 海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律案