水曜日, 4月 15, 2009

タイ:タクシン元首相らに逮捕状 抗議デモは中止

タイの首都バンコクでタクシン元首相派組織「反独裁民主戦線(UDD)」による抗議デモは14日、UDD側が抗議デモを中止し、2人の死者と136人の負傷者を出した抗議運動はひとまず終息したという。裁判所はタクシン元首相を含む13人に非常事態宣言違反などの疑いで逮捕状を発行したという。抗議デモのため、ASEAN関連会議は中止となり、日本を初めとする各国首脳は帰国を余儀なくされている。

タイ:タクシン元首相らに逮捕状 抗議デモは中止 (2009-4-15)

タイは立憲君主国でプーミポン国王を王とする王国で、元老院の一部は任命制。華人が人口の14%を占めるという。タクシン元首相は百家出身の華人で、タイ愛国党は北京に支部を持つという。

タイ議会は上院・下院とあり、それぞれ元老院(ウッティサパー、150議席、任期6年)、人民代表院(ラパープーテーンラーサドーン、480議席、任期4年)という。現在の与党連合は民主党を主とするもので、タクシン(2001-06年まで首相)のタイ愛国党はタイ貢献党に合流し、野党に回っているという。憲法裁判所はタイ愛国党に解散命令を出している。

4月14日はソンクラーン(タイの旧正月)で、13日から15日まで、通年なら水掛け祭りなど行事が行われるという。

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