米オバマ政権は、銀行や自動車メーカーへの公的資金注入で生じる損失を穴埋めするため、金融危機責任税を導入し、最低10年間にわたり、資産規模に比例して大手金融機関約50社に、1170億ドル(約10兆7000億円)と見込まれる損失をすべて補うまで継続する方針で、オバマ米大統領が14日午前に発表するという。
→ 金融大手に「責任税」10兆円超=公的資金の損失穴埋めへ-米政府 (2010-1-14)
米大手金融機関首脳らに対しては、ボーナス支給を巡り、国民から批判があり、13日には公聴会が開催され、総額7000億ドル(約64兆円)の公的資金につながった金融危機への責任が問われている。
→ 賞与支給控えた米金融トップに新たな試練-きょう危機調査委が公聴会
→ UPDATE1: 米金融トップが議会で証言、金融危機で自らの非認めるも謝罪は行わず (2010-1-14)
→ [Video] The President to Wall Street: "We Want Our Money Back, and We're Going to Get It" (2010-1-14)
→ IMF専務理事、米政府の金融機関救済コスト回収案を歓迎 (2010-1-14)