リビアのカダフィー大佐の訪米で、米国で滞在場所に関して抗議の声があるという。
リビアのカダフィー大使は、訪問先では「キャンプに野営」している。ベドウィン文化に忠実でありたいため、という。
問題の発端は、ロッカビー事件の爆破犯人とされる容疑者が、余命3ヶ月でスコットランド法廷より釈放され、さらにリビアでカダフィー大佐に歓迎されたことに、ある。
ニューヨークのリビア外交施設の敷地内での野営に、ローテンバーグ上院議員が阻止を要請したという。
付近は、パンナム航空機爆破事件の被害者の遺族が多く暮らすという。
→ リビアのカダフィ大佐、ロッカビー事件遺族居住地域そばで野営へ (2009-8-26)
米国は、カダフィー大佐がテロ組織を支援しているとして86年、リビアを空爆している。ロッカビーでの航空機爆破事件と関連付けて報復とする見方がある。