ドイツのハイリンゲンで開催されているG8サミットでは、地球温暖化をめぐる対策が論議されており、日本が提案する「50年までに世界の温室効果ガス排出量を現状から半減」に対し、EUは「先進国の排出総量を20年までに90年比で30%、50年までに60~80%減らすべき」と主張し、米国が「08年末までに主要排出国15カ国で長期の削減目標を作る」としている。
→ G8サミットが開幕 地球温暖化問題などテーマに (2007-6-7)
日本とEUは、共同声明を発表し、温暖化ガスを「50年までに半減またはそれ以上削減する」と発表した。争点となった、削減時期の起点は明示しなかったという。EUは、米国に対し、温暖化への対策として、数値目標の設定を要請している。
→ 地球温暖化防止対策での協力うたう=日・EUが共同声明 (2007-6-6)
一方、排出量が現時点で世界第二位である中国に対しては、よりいっそうの協力が要請されている。
→ 中国とG8 温暖化防止のリードを (2007-6-7)