土曜日, 11月 11, 2006

厚生労働省の不適正経理問題

会計検査院によると、厚生労働省の22局では2002年度までの6年間に約78億4400万円の不適正経理、「カラ出張」「カラ雇用」などの不適正経理が約3億円が発見されたという。

厚生労働省は、不適正経理で1432人を処分すると発表したが、そのうち免職にしたのは1人だという。119人は懲戒処分、1312人は訓告などの矯正措置とするという。

16の労働局では、物品購入のキックバック(水増し請求)、カラ出張などにより、5億610万円の裏金が、懇談会、交際費に使用されたという。水増し請求、カラ出張、カラ残業で作った裏金約9億4500万円は、返還の対象になるという。

会計検査院は、厚生労働省のほか、総額452億円の税金の使い道について指摘、そのうち137億円は処理上の、277億円は無駄遣いや不正経理への指摘だという。

厚労省、不適正経理で1432人処分
16労働局で裏金、職員1432人を処分
秋田労働局が1500万円の不正経理 カラ出張などで捻出
税金無駄遣い277億円 会計検査院、総額452億円を指摘