「イラン自由支援法」が、9月30日に発効された。この法案によって、イラン・リビア制裁法の改定が行われ、リビアが制裁から除外され、イランに対する制裁のみが5年間延長されることになった。
→ 米、イラン制裁を5年間延長
イラン自由支援法では、イランの石油資源開発に投資した企業や、核兵器などの大量破壊兵器、武器輸出に関与する企業または個人に、経済制裁を加えるという。イラン自由支援法では、イラン国内の民主化運動を支援することが記されている。
→ Iran Freedom Support Act (H. R. 6198)
イラン・リビア制裁法が、クリントン政権時代に成立したものであるため、今回、イラン自由支援法という形で法案が成立したことを、ブッシュ米大統領は、共和党と民主党の党派を超えて、国益に沿ってイランに対するものとして評価するという声明を発表した。
→ President Applauds Congress for Passage of Iran Freedom Support Act
イラン自由支援法は、以前に米上院で否決されている。そのため、新たに、大統領が制裁を免除できる、という条文を付け加えたという。制裁の免除には、15日前の議会への報告が義務付けられている。
→ Iran Freedom Support Act (H. R. 282)
イラン核問題を話し合う6カ国会議が、今週にも開かれる予定だという。
→ 米国務長官、週内にもイラン6カ国協議