多国籍軍によるリビア空爆について、米国は指揮権を「数日中に」NATOに移譲するとしています。
ところが、NATOが表に出ると、アラブ諸国の反発を買うという理由から、NATO大使級会合は決裂。
リビアでは、反カダフィ派が「フランスありがとう」「サルコジありがとう」と歓声を上げている、そういう状況への反省かもしれません。
リビア空爆には、アラブ社会からの反発が伴います。エジプトでは、潘基文国連事務総長が、デモ隊に取り囲まれ、反米スローガンが。
さらに、軍事攻撃は危険をも伴います。リビアでは、米軍F15戦闘機が「故障により」墜落。
米国は、カダフィ大佐を始末する(カダフィ政権を崩壊させる)、と一方的に宣言しています。
そのうえで、リビアを占拠することはしない、という。
そんなの、不可能じゃないんでしょうか。
イラクでは、内戦で10万人以上の市民が殺害された。
米国の責任が問われます。
今度ばかりはイラクとは違うという主張の、根拠はなんなのか。
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