月曜日, 6月 30, 2008

ダム効果を過大に表現 近畿地方整備局、試算の数値を操作し知事に説明

滋賀県の嘉田知事は29日、淀川水系の4ダム建設に関し、近畿地方整備局の浸水被害シュミレーションが、「下流域で481戸が浸水するが、ダム整備後は46戸にとどまる」としていることに対し、「当時の下流域の浸水被害は10戸ほどしかなく、(計算は)現実とあまりにも違う」と指摘、1953年の被害においても、犠牲者はダム予定地上流に集中していたことから、「なぜ実際の被害と違うのか、県民に説明できない。シミュレーションは机の上でできるが、実際の被害は現場を見なければならない」と述べ、財政負担の面からも計画案に疑問を示したという。

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