中東では、反体制運動が継続して行われています。イエメンでは衝突で3人死亡。シリアでは反体制デモで、200人が死亡したといいます。
西側は、どのように対処すべきか。
米軍は、パキスタンにて無人爆撃機による空爆を続けていますが、パキスタン政府側は反発しています。ことに、米CIA契約要員がパキスタン人を射殺したため不信感を募らせています。パキスタンのキアニ陸軍参謀長は、活動要員を大幅に削減するよう要請したといいます。
イスラエルでは13日、極右政党「わが家イスラエル」党首のリーベルマン外相が詐欺罪やマネーロンダリングなどの罪で起訴されると発表しました。
NATO軍がリビアを空爆し、反政府軍「殉教旅団」を支援しましたが、13日の英仏首脳会談では武器の提供は見合わせるとしています。
反政府デモの政治的解決がないかぎり、経済は混乱し、犠牲が大きくなります。
軍事的攻撃で成果をゴリ押し、内戦を誘発しないよう願いたいものです。
→ 反政府側に武器提供せず=リビア情勢で英仏首脳会談 (2011-4-14)
→ CIA要員の大幅削減要求=高まる対米不信-パキスタン軍 (2011-4-14)
→ イスラエル:リーベルマン外相起訴へ 詐欺罪など (2011-4-14)
→ イエメン衝突、3人死亡 仲介案で折衝継続 (2011-4-14)
→ 反体制デモの死者200人=シリア人権団体 (2011-4-14)