会計検査院の発表によると、2007年4月から12月に契約した工事や物品購入2兆2441億円で、約85%、金額ベースで1兆3049億円、58.1%が随意契約という。そのうち公益法人は1737億円を受注。中央省庁職員OBが天下りしている公益法人では、天下りのいない公益法人に比較して受注額が8倍にもなっており、批判があるという。
2006年度と07年に随意に契約した公益法人は1141団体あるという。天下りは計9196人、891法人にも上るという。1法人あたりでは平均約10人。国土交通省で3377人、厚生労働省で1920人、法務省で865人、農林水産省で790人などという。
→ 「天下り」公益法人、OB効果で受注8倍…国からの随意契約 (2008-9-11)
→ 省庁随契:公益法人、8割にOB 「不在」より金額増--06~07年度、検査院指摘 (2008-9-11)
→ 随契先8割が天下り法人=高額契約、再委託先まで-会計検査院 (2008-9-10)
→ 08年度公益法人白書 45%に「天下り理事」 (2008-9-10)