エチオピアで誘拐された英国人らは、無事だそうです。以下、ガーディアンから。
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エチオピア外相は、先週エチオピアで誘拐された英国人らは無事だと述べた。誘拐犯人は不明、行動を起こすのは危険だとセイヨム・メスフィン外相は記者に語った。
一方、アファールで独立運動を繰り広げるアファール遊牧民開発協会(APDA)のイスマエル・アリ・ガルボは、誘拐された英国人らはアファールで誘拐され、現在エリトリアのワイマにいるとロイターの記者に語った。誘拐したのは、アファール革命民主統一戦線(ARDUF)だとガルボ氏は語っている。ARDUFは、エチオピア、エリトリア、ジブチに広がるアファール地域で、自治を求めている。
ベケット英外相は、ブリュッセルのEUサミットで、誘拐された英国人が無事だという情報を得ているが、現在どこにいるのかは確認の必要があると述べているという。誘拐されたのはエチオピアの英大使館関係者と発表されているが、英当局は誘拐されたグループにイタリア人、フランス人を含むと発表している。
アファールは、「ホットで危険な場所」として有名な観光名所だという。
グループと共に誘拐された13人のエチオピア人のうち、5人は解放されたか、もしくは脱出に成功している。
グループの使用していたトヨタのランドクルーザーとランド・ローバー・ディスカバリーが発見されている。車両には銃痕があり、部分的に燃焼した後がある。報道によると、犯人らは追跡に使われるの恐れ、放棄したという。
火曜日にはエリトリアの警察と軍部が、誘拐された英国人らがエリトリアに連れ去られており、アファールの独立派の犯行だと述べている。
エチオピアのゲブレマリアン・ハドゥシュ司令官は、火曜日、英国人らがワイマにおり、アファールの独立派の犯行だと述べたという。司令官は独立派とエリトリアとの協力があると主張している。
エリトリア側は誘拐への関与を否定している。エリトリアのアリ・アブドゥ情報相は、エチオピア内の犯行だとロイター記者に述べているという。アリ・アブドゥ情報相は、エチオピアの関与を示唆している。
エチオピアとエリトリアは1998年から2000年にかけて交戦状態にあり、7万人の死者を出した国境紛争のため、国境線には軍が配備されている。
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→ Kidnapped Britons reported safe (2007-3-9)