覚せい剤の密輸に関わったとして、警察は海外の警察当局との協力により、おとり捜査でイラン人を逮捕したという。イラン人の覚せい剤密売組織は、先月にも発砲事件を起こしており、1月にも薬物所持で容疑者が現行犯逮捕されている。「来日外国人による覚せい剤事犯の検挙人員に占める営利犯では、イラン人がもっとも多い」という。
→ おとり捜査でイラン人逮捕 覚せい剤の「運び屋」を協力者に (2007-3-9)
→ 国道での発砲事件、やはり外国人同士の抗争だった
→ 薬物所持で2人逮捕 イラン人、密売目的か 県警 (2007-1-27)
→ 大量の覚醒剤隠し持ち逮捕 イラン人兄弟 (2006-8-3)
→ 薬物密売人に注射器売る/4年で55万本と供述 (2006-6-30)
→ 覚せい剤密売グループか イラン人5人逮捕 注射器1345本など押収 (2006-6-10)
→ 第4章 組織犯罪対策
東京・渋谷の拳銃発砲、関与のイラン人3人再逮捕
東京・渋谷区の繁華街で2004年12月、イラン人同士が乱闘中、拳銃が発砲され、通行人3人が巻き添えになって負傷した事件で、警視庁組織犯罪対策2課は21日、発砲にかかわっていた神奈川県海老名市河原口、無職レザ・ジャラリ被告(30)(入管難民法などで起訴)らイラン人の男3人を殺人未遂と傷害などの容疑で再逮捕した。
3人は都内で覚せい剤や大麻を密売するグループのメンバーで、常習者の連絡先を登録した「客付き携帯電話」を対立グループに奪われた報復として、乱闘を起こしていた。
調べによると、ジャラリ被告らは04年12月28日夜、同区神南1の路上で、対立する密売グループのメンバーの胸などを刺して重傷を負わせたほか、拳銃を発射し、通行人の男女3人の日本人に重軽傷を負わせるなどした疑い。3被告はいずれも密入国しており、調べには、「知らない」などと容疑を否認しているという。
(2006年6月21日19時32分 読売新聞)
→ 東京・渋谷の拳銃発砲、関与のイラン人3人再逮捕 (2006-6-21)