木曜日, 6月 01, 2006

インドネシアのジャワ島の地震により、6234人の死亡が報告されている(後日5500人と発表された)。避難民は少なくとも13万人だという。自衛隊は19人現地に到着し、2日に全部で50人が派遣されるという。6日かけて50人という、機動力、規模に対する批判はないのか。いま瓦礫の下にいるインドネシア人には、救助が必要である。国内的にも、国外的にも、金額ベースの援助よりも「顔が見える」。人数的にも27万人いる自衛隊の規模からすれば影響は小さい。災害派遣への決定にかかわるのは、依頼先、外相と防衛庁長官、公安委員長だという。総理大臣は最高式監督者だという。

負傷者46000人のうち、33000人が重傷を負っており、毎日400-500人が死亡しているという。

ジャワ地震で陸自に派遣命令、医療活動へ50人
Indonesia quake death toll passes 6,000 - ministry
Japan sends advance team to quake-hit Indonesia
ジャワ地震救助、2次隊約100人に派遣命令・防衛庁長官
自衛隊が医療支援開始 ジャワ島中部地震
Help comes too late for many in Indonesia
自衛隊、ジャワの被災地の村に診療所

NGOも現地入りし、赤十字社から3人、AMDAから2人、TMATから5人派遣されているという。国会の答弁では、8つのNGOが現地に赴いているという。しかし、報道によると、避難民は64.7万人にものぼるという。

日赤や日本のNGOら、被災地に派遣 ジャワ地震
Relief pouring in, but it's not enough

2005年12月のスマトラ沖地震の援助金は146億円であり、そのうち現在32億円が使用されたという。あとの100億円を越す援助金は「決済用の口座」に眠っているという。その資金に対する利子が6万円と少ないということに対し、国会での追及があった。さらに、援助用の医薬品は、なんと災害から6ヵ月後の7月から契約がなされ、8月上旬に納品が完了したという。(参議院 2006-5-31)

国際緊急援助隊 訓練を陸自公開 日出生台で実施