ベラルーシでは12日、人気のある民間のラジオ局が閉鎖されたという。
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ベラルーシでは欧州最後の独裁者との別名を持つルカシェンコ大統領が、投票率9割得票率8割で4選した。同政権は反対派700人や大統領候補者7人を拘束し、大衆扇動の罪で最大で15年の刑を受ける可能性があるという。EUは政治犯の解放や報道の自由を求め、2004年に政府高官のビザ発行を制限し、EU内の資産凍結など制裁措置を施行した。その後制裁を一部停止するなど協議が続けられ、10月には12ヶ月という制限付きでビザ発給停止措置を停止している。
政治犯の拘束を続けるベラルーシ政府に対し、EUは11日に停止措置を解除し制裁を再設定する協議を行い、今月末には結論を出すとしている。一方、ロシアからの原油のパイプラインを保有するベラルーシは、石油製品への関税の扱いでロシアと協議しており、ロシアはベラルーシへの原油供給を停止、17、18日には再開するとしている。さらにベラルーシは10日、EUおよびロシアへの原油の輸送量費を12.5%引き上げると発表している。