→ 一部外交官にスー・チー氏との面会を許可、ミャンマー軍政 (2009-5-20)
20日に開催される中国・EU首脳会合では、中国に対し、アウン・サン・スー・チー氏の即時開放をビルマ政府に要請する見込みとされている。
→ EU to ask China to push Myanmar in right direction (2009-5-20)
→ EU May Press China to Turn Up Heat on Myanmar to Free Suu Kyi (2009-5-20)
→ EU, China to put aside recent animosity at summit (2009-5-20)
→ EU, China to sign several deals in Prague (2009-5-20)
→ China and EU go to Prague summit (2009-5-20)
「ミャンマーの民主化を支援する議員連盟」(会長・大島理森衆議員)は、ビルマ政府に対し、スー・チー氏と政治囚の開放と政治的対話を、政府へは、民主化実現に向けた特使の派遣を要請している。
ミャンマーの民主化を支援する議員連盟 緊急声明
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ミャンマーの民主化を支援する議員連盟は、ミャンマー政府が自宅軟禁されているアウン・サン・スー・チー氏を国家防御法違反の罪で刑事訴追し、刑務所に移送したことに強く抗議する。軟禁期限が近づく中で軍政が突然アウン・サン・スー・チー氏を収容したことは、国内法上の問題だけではなく国際社会においても看過できない事態である。
アウン・サン・スー・チー氏は軍政によって1989年から今日まで13年以上も自宅軟禁下に置かれているため、健康上の問題も出てきている。アウン・サン・スー・チー氏は早期の治療が必要であり、収容されている主治医のティン・ミョウ・ウィン氏もただちに解放すべきである。アウン・サン・スー・チー氏の病状が今以上に悪化すれば、ミャンマー政府が責任を問われることになる。また、アウン・サン・スー・チー氏の自宅への侵入者については、警備上の問題である。
ミャンマー政府は、ビルマ国民民主連盟(NLD)や少数民族を始め、全てのビルマ国民、国際社会が望んでいるスー・チー氏と政治囚を解放するとともに、民主化勢力との話し合いが必要である。ミャンマーの政情が悪化した場合、国際社会における日本政府の役割は大きい。
ミャンマーの民主化を支援する議員連盟は、日本政府が以下の諸点の実現につき、最大限の働きかけを行うよう要請する。
記
1.軍事政権は、アウン・サン・スー・チー氏と少数民族を含む全ての政治囚を解放すること。
2.軍事政権は、1990年の総選挙で勝利したNLDを含む民主勢力、少数民族との三者間で2008年の憲法も含めた話し合いを進めること。
3.日本政府は中国、ASEAN諸国政府などと連携しながらEUのようにミャンマー民主化実現に向けた特使を派遣すること。
2009年5月20日
→ ミャンマーの民主化を支援する議員連盟 緊急声明 (2009-5-20)