水曜日, 11月 12, 2008

ロシア大統領が任期延長法案 プーチン氏復帰へ布石?

ロシアのメドベージェフ大統領は11日、大統領任期を最大で2期12年とする法案を議会に提出したという。法案は次期大統領から適応されるため、大統領出馬を否定しないプーチン現首相のプーチン・長期独裁政権のためという批判がある。憲法改正には下院の3分の2以上、上院の4分の3以上、州や共和国など連邦構成主体の議会の3分の2以上の承認と大統領署名が必要とされており、与党が多数を占めているため成立する可能性があるという。

ロシア大統領が任期延長法案 プーチン氏復帰へ布石? (2008-11-11)
ロシア大統領、任期延長の憲法改正案提出 (2008-11-12)
ロシア大統領、任期延長案を下院に提出 (2008-11-11)

ロシアでは報道が自由でなく、選挙が正当に行われていないという批判があり、ひずみは多民族国家であるロシア国内各地に及んでいる。ソチでは11日、爆発事件が発生したという。2014年の冬季五輪の開催予定地であるソチでは、爆発事件が頻発しており、今年に入り6件、これまで4人が死亡、18人が負傷しているという。

ロシアのソチで爆発事件 今年6度目 14年冬季五輪開催予定 (2008-11-11)

今月6日には、北オセチアのウラジカフカスで自爆テロがあり、8人が死亡、30人以上が負傷したという。

小型バス爆発、8人死亡 ロシア南部、テロ容疑で捜査 (2008-11-6)

イングーシでは先月18日、待ち伏せ攻撃により兵士3人が死亡、8人が負傷している。

露イングーシで待ち伏せ攻撃、兵士3人死亡、8人負傷 (2008-10-20)