火曜日, 7月 19, 2005

政治を無視しては、世の中が見えない。大学は、教授によって牛耳られているし、学会は、有力な大学の教授によって牛耳られている。そこには、消費者の意見よりも、スポンサーの立場よりも、企業の思惑よりも、教授の保身しかありえない。必要もない「ホットでない」研究項目が並び、ACM の記事に「クールでない」教授の専門分野が並ぶこの世界では、サン、グーグルのほうが、よい研究成果を出している(出していた)。

ここでプログラマの立場としては、「役に立つ情報」が必要である。くだらぬ数式のお遊びでなく、実際に使える情報がいる。その情報は、Linuxやオープンソースの情報よりも、マニアのためだけでないマイクロソフトに関するものである。

マイクロソフトだって後追いでも技術は取り入れる。では、大学・官庁はなぜ取り入れないのか、というと、教授・天下り・外郭団体の保身である(必要もないプラグインを開発する)。

情報を提供しなくていいと安心できるのは、ピラミッド組織だからである。すべての人間が安心して暮らしている社会は、非常に安定している。では、ピラミッド組織の上のほうに言って、情報を提供したら威張れるのかというと、それは(特に)性別と年齢、(性別によっては)家族構成に年収、態度、服装に食べ物によるらしい。