ロシアなら「独自外交」となる可能性があるが、しかし、ハマスをテロ組織とも認識できない国が、どこまで「交渉」できるか。
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ロケット弾を民家に飛ばすのと、テロ組織幹部を爆破するのとは異なる。
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テロへの報道は、その問題の大きさ、被害の認識、資金の流れ、武器調達ルート、軍事的訓練の方法、動機とその度合い、に関する報道、として分割することができる。
なぜ問題の大きさが認識されないのか。
なぜ被害の認識がなされないのかというと、血にまみれた現場を報道しない、ということがあげられる。
資金の流れが、なぜ問題視されないかというと、武器に使われることを報道しないからである。
武器の流れが、報道されてはいても、直接危機として認識されていないのは、どのミサイル弾が、パレスチナの工場によって生産されたものであり、どのカラシニコフ銃が、どこで入手したものか、意識させないからである。
パレスチナの自爆テロが、どのような人間によって行われているか、という報道はいくらかなされている。
そして、もっとも社会的に重要である認識は、法と秩序であり、昭和のレトロで暴力団の理を語るべきでない、という認識である。イスラムの教義を利用して、見境のない暴力に駆り立てる組織への認識である。